【Notion×Slack連携】Slackから直接Notionにタスク作成する方法

当ブログがオススメする

業務自動化サービスランキング

なお、業務効率化や工数削減を目指しているものの、どの業務から自動化すべきか、どのツールや手段が自社に合っているのかがあいまいな方は、「業務自動化プラン診断」をお試しください。

かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたに最適な自動化対象業務や、推奨される自動化手段を診断してもらえます。

効率よく自社に適した業務効率化を知りたい方は、ぜひ一度お試しください。

\ 4つの質問に答えるだけ /

SlackとNotionを連携させることで、日常的なやり取りから生まれるアイデアやタスクをそのままNotionに蓄積できるようになります。これまで「Slackで依頼が来た → Notionに転記」という二度手間が当たり前だった人にとって、この連携は大きな時間短縮につながります。また、Notion側で更新があったときにSlackへ通知できるため、常にチーム全体で最新情報を共有することが可能です。本記事では、実際の設定方法から活用シーン、メリット・デメリットまで、初心者でも迷わず導入できるように解説します。

目次

完成形

こんなシーンでの活用に適しています

1.会議やSlackの議論からタスクが生まれるとき

→ 会話をそのままNotionに保存して抜け漏れを防止。

2.複数プロジェクトを並行管理しているチーム

→ Notion更新をSlack通知で受け取り、全員がリアルタイムに状況を把握。

3.サポート部門や営業チーム

→ Slackでの顧客対応・問い合わせをNotionにナレッジ化して、FAQやリード管理に活用。

メリット・SlackとNotion間の二重入力が不要になり、作業効率が大幅に向上

・Notionの更新をSlackに自動通知することで、常に最新の情報をチームで共有可能

・Slackの会話をNotionに保存してナレッジベース化できる

・ZapierやMakeを組み合わせることで、絵文字リアクションでタスク化、期限リマインドなど高度な自動化が可能
デメリット・/notion create や /notion task は スレッドやDMでは使えない(チャンネルのみ対応)

・Slack通知も チャンネル宛てのみで、個別DMは不可

・一部のNotionプロパティ(リレーションなど)はSlackから直接設定できない

・企業アカウントでは、管理者の承認が必要な場合があり導入に時間がかかることがある
難易度・面倒さ★★★★☆
基本的な連携(NotionとSlackの接続、タスク追加、通知設定)は数分で完了する程度の簡単さ。

応用的な自動化(絵文字リアクションでタスク化、期限前リマインドなど)をしたい場合は、ZapierやMakeを利用するため、やや学習が必要。ただしテンプレートを使えば初心者でも設定可能。
特徴・公式連携機能で基本的な操作(通知・タスク作成)が可能

・ノーコード自動化ツール(Zapier/Make)を使えば、実務フローに合わせた柔軟な拡張が可能

・リアルタイム性と蓄積性を両立:Slackで流れる情報をNotionに保存し、Notion更新をSlackに即共有

・幅広い用途:プロジェクト管理、議事録、営業リード管理、カスタマーサポートのナレッジ化
価格・Notion:無料プランでもSlack連携は利用可能。有料プラン(Plus/Business)でチーム向け機能が強化。

・Slack:無料プランでもNotion連携は利用可能。ただしメッセージ検索が制限されるため、長期運用なら有料プランが推奨。

用意するもの

①Slackアカウント(ワークスペースに参加していること)

②Notionアカウント(ワークスペースを持っていること)

③タスク管理用のNotionデータベース(担当者・期限・優先度などを設定しておくと便利)

④(応用編)ZapierまたはMakeのアカウント(自動化を強化したい場合)

設定手順

🔹Step 1:SlackとNotionの接続

1.Notionを開き、左下の「設定」をクリック

2.「通知」から「Slack通知」を選択。「+新しいアカウントを追加する」を押下。

3.連携したいSlackワークスペースを選び「許可」ボタンをクリック

4.これでNotionとSlackがつながります

🔹Step 2:NotionのDBを用意する

1.タスクを追加する先のNotionのデータベースを作成するため、左メニューの「+新規ページを追加」を押し「空のデータベース」を選択する。

2.「AIで構築」を選択し、カラムを自動作成する。

3.必要な管理表が作成できそうなプロンプトを入力する。

4.自動生成される。

5.このように管理表が無事作成されたらOK。

🔹Step 3:Slack→Notion ページ・タスク作成

1. Slack上で /notion create と入力 → ページ作成フォームが出ます

2. 保存先データベースを選び、タイトルやプロパティを入力

3. Saveを押すとNotionにタスクが追加されている。

4.  以後、Slackのメッセージから直接Notionに登録できます

🔹Step 4:Notionの「プロジェクト&タスク」にタスクを追加したい場合

1. 左メニューに「プロジェクト&タスク」の存在を確認する。

2. Slackから「/notion task」 と入力してタスク用フォームが出現

3. 必要項目を入力し、タスクを入力する

5.  以後、Slackのメッセージから直接Notionに登録できます

SlackとNotionを連携するメリット

SlackとNotionを連携させる最大の魅力は、「日常的なやり取りと情報整理をシームレスにつなげられる」ことにあります。業務の現場では、Slackのメッセージが次々に流れ、重要な情報がすぐに埋もれてしまうことが少なくありません。一方でNotionは、タスクやドキュメント、データベースの管理に優れていますが、わざわざNotionを開いて手入力するのは面倒に感じる人も多いでしょう。両者を連携すれば、このギャップを埋めて効率的なワークフローを実現できます。

ツール切り替えの手間を削減

通常、Slackで共有されたアイデアやタスクをNotionに記録する場合、「Slackを確認 → Notionを開く → 情報を入力」という手順が必要です。連携を設定すると、Slackのメッセージから直接Notionにタスクやメモを登録でき、ツール切り替えの無駄がなくなります。特にリモートワークや複数プロジェクトを掛け持ちするチームでは、細かな時間短縮が積み重なり、大きな生産性向上につながります。

SlackでNotion更新の通知を受け取れる

Notionのデータベースにタスクが追加されたり、ページが編集されたりした際に、自動でSlackに通知を送ることができます。これにより、「更新されたことに気づかず業務が止まる」という事態を防ぎ、常にチーム全員が最新の情報を把握できる状態を保てます。プロジェクトの進捗管理やタスク共有において、即時性のあるSlack通知は非常に役立ちます。

Slackの会話をNotionに蓄積できる

Slackのやり取りの中で「これは後で残しておきたい」と思った内容をワンクリックでNotionに保存できるのも大きな利点です。Slackは流動的な会話には適していますが、情報を長期的に蓄積するには不向きです。Notionに整理しておくことで、必要なときにすぐ検索でき、ナレッジベースとして活用できます。

情報共有のスピードアップ

Slack上で決まったことが自動でNotionに反映され、さらにその更新がSlackに通知される仕組みができあがると、情報共有のスピードが格段に向上します。これにより「誰が最新情報を持っているのか」「どの情報が正しいのか」といった混乱を防ぎ、チーム全体のコミュニケーション効率が高まります。

基本的な連携方法(公式機能を利用する)

Notion→Slack:更新通知を受け取る

Notionで発生したアクティビティ(ページ追加・プロパティ変更・メンション等)をSlackに通知できます。

サイドバーの「設定 → 通知」からSlackワークスペースを接続し、受信したい通知範囲(ワークスペース内のアクティビティ/メンションのみ など)を選択します。必要に応じてオフにもできます。

データベースの自動通知(オートメーション)

データベース右上の「••• → オートメーション」で、トリガー(ページの追加/プロパティの編集)に対し「Slack通知を送信…」を設定できます。通知先チャンネルを選び、以後そのトリガー発生時にSlackへ通知されます。※現時点でプライベートDMは選択不可。

Slack→Notion:メッセージをページ/タスク化する

Slack上の会話を、そのままNotionのデータベース項目として保存・タスク化できます。方法は2通りです。

1) /notion create(ページ作成)

Slackで /notion create を実行、またはメッセージ横の「⋮ → Notionに送る」から、保存先データベースを指定しタイトルやプロパティを入力して保存します。公開で作成を告知したい場合は “Confirm page creation publicly” にチェック。※コマンドはチャンネルでのみ有効(スレッド内では不可)。

「Send to Notion」の実例として、タスク管理用DB(例:優先度=高/中/低、開始日、完了予定日など)を用意し、Slackからプロパティ入力→保存でNotion側にページが追加されます。

2) /notion task(タスク作成)

Slackで /notion task を実行、またはメッセージの「⋮ → Create task in Notion」から、対象プロジェクト(データベース)を指定し、タスク名/担当者/ステータス/期限/説明を入力して保存します。※こちらもチャンネルでのみ有効(スレッド不可)。

(参考)ボタンからSlack通知を送る

ページの「ボタン」やデータベースの「ボタン」プロパティに、アクションとして「Slack通知を送信…」を追加できます。クリックするたび指定チャンネルへ通知。※プライベートDMは不可。

制約と注意点

  • /notion create・/notion task は チャンネルでのみ有効。スレッドでは動作しません。
  • Slack通知の送信先は チャンネルのみ(プライベートDMは不可)。
  • 「Send to Notion」では 一部プロパティ(例:リレーション等)が設定できない場合 があります(記事執筆時点の挙動)。

実務で役立つ活用シナリオ

SlackとNotionを連携しただけでは「便利そう」で終わってしまいがちです。ここでは、日常業務の中で実際にどう活用すれば価値を生むのか、具体的なシナリオを紹介します。これらはどのチームでも再現できる実務的な使い方です。

プロジェクト管理

新しいタスクがSlackで共有されたとき、ワンクリックでNotionのタスク管理データベースに登録できます。タスク名や担当者、期限を設定しておけば、Slackでの会話からそのままプロジェクト計画に落とし込めるため、情報の二重管理を防げます。また、タスクの進捗状況をNotionで更新すると、自動的にSlackへ通知が飛ぶので、関係者全員がリアルタイムで進捗を把握可能です。

会議議事録・情報共有

会議中にSlackで議論された内容を、そのままNotionの議事録ページに送信することで、後から探しやすい形で記録できます。Notion側ではコメントやチェックリストを追加できるため、「決定事項」「アクションアイテム」「保留事項」を整理したナレッジベースに発展させることが可能です。これにより、Slackの流れる会話をストック型の情報資産に変えられます。

営業チームでのリード管理

Slackで共有された問い合わせ内容や顧客の反応を、その場でNotionの営業リード管理データベースに登録すれば、後からExcelやCRMに転記する必要がなくなります。Slack通知を設定しておけば、新しいリードが追加されたタイミングで営業チーム全員に自動通知され、即時のフォローアップが可能です。

カスタマーサポートでのナレッジ化

顧客対応中にSlackでやりとりされた質問・回答をNotionに送信しておけば、そのまま「FAQデータベース」として蓄積できます。サポート担当が交代しても、過去のやり取りをNotionで検索できるため、対応の一貫性を維持しやすくなります。また、よくある問い合わせをSlackで検出し、自動的にNotionに記録することで、FAQ更新の自動化も可能です。

部署横断での情報伝達

例えばマーケティング部門がNotionに「広告キャンペーンレポート」を更新すると、営業部門のSlackチャンネルに通知が飛ぶように設定しておけば、関係部門に情報がタイムリーに伝わります。これにより「確認漏れ」「伝達ミス」を減らし、部門間の連携をスムーズにします。

このように、SlackとNotionを連携することで「流れる会話」を「蓄積される情報」に変え、チーム全体の動きを加速させることができます。

応用的な自動化のアイデア

SlackとNotionの基本連携を使いこなせるようになったら、さらに一歩進んだ「自動化」を取り入れることで、業務効率を大幅に高められます。ここでは、実際の現場で役立つ応用的な自動化のアイデアを紹介します。

絵文字リアクションでタスク化

Slackのメッセージに特定の絵文字(例:✅や📌)を付けると、自動的にNotionのデータベースにタスクとして登録される仕組みを作れます。ZapierやMakeを利用すれば「絵文字をトリガー → Notionにページ作成」というワークフローを簡単に構築できます。これにより、会話の中で「これやっておいて」といった依頼を即座にタスク化でき、抜け漏れを防げます。

データベース更新をSlackに自動通知

Notionのデータベースが更新されたときに、担当者のいるSlackチャンネルへ自動通知を送る設定は、公式のオートメーション機能でも可能です。ただしさらに細かく「優先度が高に変更されたときだけ通知」など条件付きで通知を送りたい場合は、外部ツールを併用すると実現できます。これにより、必要な情報だけをSlackに流し、ノイズを減らすことが可能です。

外部ツールを使った高度な連携

公式機能ではカバーしきれないニーズに対応するには、ZapierMake といったノーコード自動化ツールが役立ちます。例えば:

  • Slackでメンションされたメッセージを自動でNotionの議事録に追加
  • 新しいNotionタスクが作成されたらSlackで担当者にDM通知
  • Notionで期限が近づいたタスクを、毎朝Slackにリマインド

これらのフローを設定すれば、人がわざわざ操作しなくても情報の受け渡しがスムーズに行われます。

ワークフロー全体の自動化

Slackを「リアルタイムな会話の場」、Notionを「ストック情報の整理場所」と定義し、両者を自動化ツールでつなぐと、業務の一連の流れを自動化できます。たとえば「Slackで依頼 → Notionにタスク作成 → 期限が近づいたらSlackで通知」という一連の流れを仕組み化すれば、チーム全体のオペレーションが標準化されます。

 応用的な自動化は「人の確認作業を減らし、抜け漏れを防ぐ」ことが最大の価値です。小さな工夫でも積み重なれば大幅な効率化につながります。

注意点・制約・セキュリティ面

SlackとNotionの連携は非常に便利ですが、実務で安心して利用するためには「制約」と「セキュリティ上の注意点」を理解しておく必要があります。これを知らずに運用を始めると「思ったように通知されない」「意図せず情報が共有されてしまう」といったトラブルにつながりかねません。

通知の対象範囲に制約がある

公式連携では、Slack通知を送れる先は基本的にチャンネルのみです。

プライベートDMや一部のスレッドには対応していないため、「担当者に個別通知したい」と思っても直接は送れません。また、/notion create や /notion task のコマンドも スレッドでは使用できず、チャンネル内でのみ有効 という制約があります。通知が飛ばない場合は、まずこの仕様を確認しましょう。

権限設定と管理者承認が必要

NotionとSlackの連携には、それぞれのワークスペース管理者の承認が必要な場合があります。特に企業利用では、セキュリティポリシーにより外部アプリ連携が制限されているケースも珍しくありません。事前に管理者と相談し、承認フローを確認しておくことが大切です。

また、Notion側では「このデータベースにアクセスできるユーザーは誰か」を正しく設定しておかないと、Slack経由で誤って非公開情報が共有されてしまうリスクがあります。

セキュリティと情報共有ポリシー

SlackからNotionに送られた情報は、Notionのデータベース内に保存され、権限を持つ全メンバーが参照可能になります。社外ユーザーを含むチャンネルと連携した場合、機密性の高い情報が外部に渡る可能性もあるため要注意です。企業ポリシー上「共有してよい情報/してはいけない情報」を明確にルール化して運用するのが望ましいでしょう。

機能の制限・未対応部分

現時点(記事執筆時点)では、Notionの一部プロパティ(例:リレーションなど)はSlackから直接設定できません。そのため、複雑なデータ構造を使っている場合は手動で編集が必要です。今後のアップデートで改善される可能性はありますが、現場では「自動化できる部分」と「まだ手作業が必要な部分」を整理しておくことが重要です。

 まとめると、「SlackとNotionの連携は万能ではない」という前提を理解し、通知範囲の制約・権限設定・情報共有ポリシー の3点を押さえることが安全な運用のカギとなります。

よくあるトラブルと解決策

1. Slackに通知が来ない

  • 考えられる原因
    • 通知対象がDMやスレッドになっている(公式連携はチャンネルのみ対応)
    • Notionのデータベースに正しくトリガー設定がされていない
    • 管理者権限の承認が完了していない
  • 解決策
    • 通知先を必ずチャンネルに変更
    • Notion側で「オートメーション → Slack通知を送信…」が有効になっているか確認
    • Slack/Notion両方で連携アプリの権限を再承認

2. 「/notion create」や 「/notion task」が動作しない

  • 考えられる原因
    • コマンドをスレッドで実行している(対応はチャンネル内のみ)
    • NotionとSlackアカウントの紐づけが切れている
  • 解決策
    • チャンネルで再度コマンドを試す
    • 「Connect Notion」をクリックして再ログインし、アカウントを再接続

3. 保存先データベースが表示されない

  • 考えられる原因
    • Notionの共有設定でSlackアプリがアクセスできる権限を持っていない
    • 対象データベースがワークスペース外の非公開設定になっている
  • 解決策
    • データベースの「共有設定」を確認し、Slackアプリにアクセス権限を付与
    • 必要に応じて一時的に「ワークスペース全体に共有」して接続を確認

連携の解除方法

Notionから解除する場合

  1. Notionの「設定 → 連携」画面を開く
  2. 接続中のSlackワークスペースを確認
  3. 「接続解除」をクリック

Slackから解除する場合

  1. Slackの「アプリ管理(管理者メニュー)」にアクセス
  2. インストール済みアプリ一覧から「Notion」を選択
  3. 「削除」または「アンインストール」を実行

※ どちらか片方で解除しても連携は無効化されますが、完全に削除する場合は両方で作業するのがおすすめです。

よくある質問

一度設定したオートメーションを修正できますか?

はい。データベース右上の「••• → オートメーション」から編集可能です。

外部ユーザーがいるSlackチャンネルにも通知できますか?

可能ですが、情報漏洩のリスクがあるため注意が必要です。

権限エラーが頻発するのですが?

ワークスペース管理者の承認設定が原因の場合があります。管理者に確認してください。

なかなかうまくいかないときは?

未経験の方にとっては少しハードルが高く「諦めるしかない⋯」と挫折するきっかけを生みかねません。

「社内で自動化したは良いものの、自分がやめたら引き継ぐ人がいない⋯」

「一つ自動化したら、他部署からも自動化を依頼されて自分の仕事が進まない⋯」

と不安な方もいますよね。

そこで、おすすめしたいのが「ジドウカ」です。

ジドウカは、これまで合計800タスク以上の業務の自動化をしてきた実績のある法人専用の自動化サービスです。

業務の一部を“タスク単位”で自動化し、【月額1万円から】安定運用できるサブスクリプション型のサービスです。 タスクを外注するため手離れもよく、技術のことが分からなくても、「こういう作業をラクにしたい」と伝えるだけで自動化することが可能です。

「わたしが自動化したい内容って自動化できるんだろうか⋯」という方には、少額・短期間での「お試し開発」があるので、お気軽にご活用ください。

まとめ

SlackとNotionの連携は、日々の業務における「流れる情報」と「蓄積する情報」を結びつける強力な仕組みです。Slackは即時性の高いコミュニケーションに優れていますが、会話が流れてしまうため長期的なナレッジ活用には不向きです。一方のNotionは、データベースやドキュメントで情報を体系的に管理できますが、更新を共有するまでに手間がかかりがちです。

両者を組み合わせることで、以下のようなメリットを実現できます。

• 二重入力の削減:Slackの会話をワンクリックでNotionへ保存、タスク化

• 最新情報の即時共有:Notionの更新をSlackで自動通知

• ナレッジの蓄積:会話の断片をNotionに整理し、検索可能な形に変換

• 部門横断の連携:営業・マーケ・開発など、異なる部門間で情報をスムーズに共有

また、ZapierやMakeを使った応用的な自動化により、「絵文字でのタスク化」「期限リマインド」「担当者へのDM通知」など、現場のニーズに合わせた柔軟な仕組みを構築することも可能です。

ただし、通知はチャンネルのみ対応、スレッドやDMでは動作不可、権限承認が必要といった制約がある点には注意が必要です。導入前にチームのセキュリティポリシーを確認し、安全な範囲で運用しましょう。

最終的に、SlackとNotionの連携は単なる「便利機能」ではなく、情報の伝達スピードと活用度を大幅に引き上げる業務基盤となります。まずは基本の連携から始め、実務に合わせて自動化を拡張していくことで、チーム全体の生産性を一段引き上げることができるでしょう。

目次