Googleフォームの回答を自動でスプレッドシートに集計&Slack通知する方法

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目次

はじめに

Google フォームに入力された回答を自動でスプレッドシートにまとめ、Slackでリアルタイムに通知する仕組みを構築したいと思いませんか?

このガイドでは、プログラミング初心者でも簡単に実装できる方法をステップごとに解説します。

GoogleAppsScriptとSlackのWebhook を使い、特別なツールや高額な費用をかけずに業務を効率化できます。

フォーム回答の管理を楽にし、チームとの情報共有をスムーズにしましょう!

こんなシーンでの活用に適しています

この仕組みは、以下のような場面で特に役立ちます。

  • イベント参加者の管理:セミナーやワークショップの申し込みフォームを受け取り、
    参加者情報を即座にチームで共有。
  • 顧客フィードバックの収集:アンケート回答をスプレッドシートにまとめ、重要な
    フィードバックをSlack で通知。
  • 社内申請の効率化:休暇申請や備品リクエストをフォームで受け付け、承認担当者
    に即時通知。
  • プロジェクト進捗の追跡:チームメンバーの進捗報告をフォームで集め、自動で整
    理して通知。

Google Apps ScriptとSlackのWebhookで自動化する

メリット時間削減:手動でデータを整理する手間がなくなり、リアルタイムで情報が共有される。
簡単設定:プログラミング知識がなくても、コピー&ペーストで設定可能。
コスト無料:Google Apps Script と Slack の基本機能は無料で利用可能(一部制限あり)。
デメリット初期設定の手間:初めての設定には30分~1時間程度かかる可能性がある。
制限事項:Google Apps Script の無料枠には 1 日あたりの実行回数制限(例:100回/日)があるため、大量の回答を扱う場合は注意が必要。
カスタマイズの難しさ:複雑な条件(例:特定の回答のみ通知)を追加するには、コードの修正が必要で初心者にはやや難しい。
難易度・面倒さ★★★☆☆
難易度:プログラミング経験がなくても、指示通りにコピー&ペーストすれば実装可能。ただし、トラブルシューティングには基本的なITリテラシーが必要。
面倒さ:初期設定に30分~1時間程度。フォーム作成、スプレッドシート連携、Slack設定、スクリプト入力、トリガー設定の5つのステップが必要。一度設定すれば、後は自動で動作。
特徴自動化:フォーム回答が送信されると、スプレッドシートに記録され、同時にSlackに通知が届く。
カスタマイズ性:通知メッセージの内容や条件を変更可能(例:特定のキーワードが含まれる場合のみ通知)。
無料で利用可能:Google アカウントと Slack ワークスペースがあれば追加費用なしで利用開始。
初心者向け:コードの知識がなくても、ガイドに従って設定可能。
価格無料

用意するもの

①Googleアカウント(Googleフォームとスプレッドシート用)
②Slackワークスペース(管理者権限またはWebhook作成権限)
③インターネット接続

設定手順

🔹Step 1:Googleフォームとスプレッドシートの準備

1.Googleフォームを作成
Googleフォームにアクセス。

2.新しいフォームを作成し、質問を追加(例:名前、メールアドレス、コメントなど)。

3.右上の「回答」タブをクリックし、「Googleスプレッドシートにリンク」を選択。自動でスプレッドシートが作成され、フォーム回答が記録されます。

4.スプレッドシートの名前をメモ(例:フォーム回答 1)。

5.スプレッドシートの確認

6.作成されたスプレッドシートを開き、フォームの回答が自動的に記録されることを確認。

7.スプレッドシートのURLをコピーして保存。

🔹Step 2:SlackのWebhookを設定

1.Slackワークスペースにアクセス

2.Slackにログインし、通知を送信したいチャンネルを選ぶ(例:#general)。

3.Incoming Webhookアプリを追加

4.Slackのアプリ管理ページにアクセス。

5.「Create New App」をクリックし、アプリ名(例:FormNotifier)を入力、ワークスペースを選択。

6.左メニューの「Incoming Webhooks」を選択し、「Activate Incoming Webhooks」をオン。

7.「Add New Webhook to Workspace」をクリックし、通知を送るチャンネルを選択。

8.生成されたWebhook URL(例:https://hooks.slack.com/services/xxx/yyy/zzz)をコピーして保存。

🔹Step 3:Google Apps Scriptで自動化スクリプトを作成

1.スプレッドシートからスクリプトエディタを開く

スプレッドシートを開き、メニューから「拡張機能」→「Apps Script」を選択。

2.スクリプトエディタが開くので、以下のコードをコピー&ペースト。

// Googleフォームの回答が送信されたときに実行される関数
function onFormSubmit(e) {
    // スプレッドシートから最新の回答を取得
    const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
    const lastRow = sheet.getLastRow();
    const data = sheet.getRange(lastRow, 1, 1, sheet.getLastColumn()).getValues()[0];

    // 回答データをメッセージに整形(例:名前、メール、コメント)
    const message = 新しいフォーム回答:\n名前: ${data[1]}\nメール: ${data[2]}\nコメント: ${data[3]};

    // Slackに通知を送信
    sendToSlack(message);
}

// Slackに通知を送信する関数
function sendToSlack(message) {
    const webhookUrl = "ここにSlackのWebhook URLを貼り付け"; 

    // 例: https://hooks.slack.com/services/xxx/yyy/zzz
    const payload = {"text": message};
    const options = {"method": "post",
                     "contentType": "application/json",
                     "payload": JSON.stringify(payload)
                    };
    UrlFetchApp.fetch(webhookUrl, options);
}

3.Webhook URLを設定
コード内のここにSlackのWebhook URLを貼り付けを、ステップ2でコピーしたWebhook URLで置き換える。

4.コードを保存(例:FormToSlackという名前で保存)。

5.トリガーを設定

スクリプトエディタの左メニューで「トリガー(時計アイコン)」をクリック。

6.「トリガーを追加」をクリック。

7.以下の設定を選択:

実行する関数:onFormSubmit
イベントのソース:スプレッドシートから
イベントの種類:フォーム送信時

8.「保存」をクリック。Googleアカウントの許可を求められたら、指示に従って許可。

英語を読むのに抵抗がある場合は、ブラウザの翻訳機能を使うと便利です。

🔹Step 4:動作確認

1.フォームにテスト回答を送信

2.Googleフォームを開き、テスト回答を入力して送信。

3.スプレッドシートに回答が記録されることを確認。

4.Slack通知を確認

5.Slackの指定したチャンネル(例:#general)に、回答内容が通知として届くことを確認。

例:新しいフォーム回答: 名前: 山田太郎, メール: taro@example.com, コメント: テストです

Googleフォームの回答を毎回チェックするのが面倒なときに便利な連携機能ですね。

よくある質問

通知が届かない場合どうすればよい?

Webhook URL が正しいか確認しましょう。スクリプトエディタで「実行」→「onFormSubmit」を手動実行し、エラーメッセージを確認します。トリガーが正しく設定されているか確認します。

スプレッドシートにデータが記録されない場合どうすればよい?

フォームとスプレッドシートのリンクが正しいか確認しましょう。

なかなかうまくいかないときは?

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まとめ

Google フォームの回答をスプレッドシートに自動集計し、Slack で通知する仕組みは、業務効率化に非常に役立ちます。

プログラミング初心者でも、GoogleAppsScriptとSlackのWebhook を使えば、1 時間程度で設定可能です。

イベント管理や顧客対応、社内申請など、さまざまなシーンで活用でき、無料で始められる点も魅力です。

もしカスタマイズやトラブル対応が必要な場合は、ChatGPTなどのAIツールを活用するとさらにスムーズに進められます。さっそく試して、チームの情報共有を効率化しましょう!

自社で自動化する際によくある失敗ランキング

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