EmbeddedChartBuilderクラスの使い方

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Dify / n8n / Zapier / make / GAS / ChatGPT / Gemini等

あなたの周りにも「なぜか社員数は同じくらいなのに、あそこの会社の方が生産性高い気がする」と思う会社ありませんか?
まさか「うちの社員が手を抜いてるに違いない…!」とか思ってないですよね?

そんな会社になれる方法、そこには「ある条件」がありました。

再現性高く生産性の高い組織を創るためには共通化した「ある条件」、それは
キャッチアップ(情報処理)のスピードが速い
ということです。

今「社員の能力が違うじゃないか!」って思いましたか?
能力は正直問題ではありません

問題なのは、「キャッチアップ時に、どんだけ頭を空っぽの状態にできるか?」という環境づくりです。

例えば、面倒な作業があり、それを自動化するために新しいツールの使い方をキャッチアップする必要があるとします。

自動化ツールは、誰でも「時間をかければ」できるようになります。
そう「時間をかければ」。

時間をかければ自分たちだってキャッチアップできるはず」って思っていませんか?

よく考えてみてください。
あなたは、そんな時間を捻出させられますか?
そんな環境を用意できますか?

今ギクッとなった方、安心してください。
それはあなたのせいではありません。
現代が情報過多すぎる」せいです。

無造作に手に取ってしまうスマホ。
・鳴り止まない通知。
・脳内で「やらなきゃ」と思っている残タスク。

気づかぬ間に、あなたの脳内マインドシェア他人の創作物に搾取されています。
脳内のマインドシェアが常に10%しかない状態でキャッチアップしようとしているのです。

これは、エベレストで90分間サッカーをしているのと同じです。
パフォーマンスが高いはずがありません。

十分なマインドシェアを用意さえできれば、あなたもあなたの社員も
自動化ツールを使いこなし、生産性は上がっていくはずです。

自動化ツールに限らず、大きな経営の意思決定も納得できるものになるはずです。

人間の脳が本気集中状態を持続できる時間はたったの「1.5分」。
単調な仕事だと「25分」でパフォーマンスが下がると言われています。

そもそも、こんな情報過多な時代に自分のチカラだけで何か新しいことをキャッチアップしようとするのは、戦場に竹槍で戦いに挑もうとするくらい無謀です。

だから、今あなたに必要なのは、「情報のキャッチアップのスピードを効率化する仕組み」です。
本当に使える、質の高い情報を、時間をかけて咀嚼し、理解する、仕組みです。

だから私たちは、頭を空っぽにして生産的な業務や整理された情報による意思決定ができるように、自動化ツールやノウハウを使って業務を簡易化できる支援を事業として行なっています。

でも、いきなり予算をかけるのは心配ですよね?

だから、そんなあなたのために、まずは有料級のノウハウを発信する公式ラインを開設しました🎉
網羅的に自動化ツールを扱い、実際に弊社で自動化した内容で、ツールの使い方をどこよりも細かく、スクリーンショット満載で載せています!

大事なことなのでもう一度いいます。
「自動化できるんだろうけど、キャッチアップしている時間がないから今は人力で対応、、、!」
と思っているあなた、残念ながらあなたは一生、誰かの創作物の奴隷です。

これを機に「思考の余白」を創りませんか?

はじめに:GASとチャート作成の可能性

GAS(Google Apps Script)はさまざまなGoogleサービスと連携でき、多くの作業を自動化できます。しかし実際に実装しようと思うと、どのような「クラス(class)」や「関数(function)」、「メソッド(method)」が用意されているのか分からず、苦戦している人も多いのではないでしょうか?そこで今回は「GAS(Google Apps Script)の関数・メソッド一覧」というテーマで解説します。

EmbeddedChartBuilderクラスの基本

`EmbeddedChartBuilder`クラスは、Googleスプレッドシートにグラフを埋め込むための強力なツールです。このクラスを利用することで、データを視覚的に表現し、情報の伝達を効果的に行うことができます。

データ範囲の設定:`addRange`メソッド

var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("Sheet1");
var range = sheet.getRange("A1:B10");
var chartBuilder = sheet.newChart().asLineChart().addRange(range);

このコードは、スプレッドシートの”Sheet1″にあるA1からB10までの範囲をグラフのデータとして設定します。

グラフのタイプを選択する

面グラフ:`asAreaChart`メソッド

var chart = chartBuilder.asAreaChart().setTitle("Sample Area Chart").build();

面グラフは、データポイント間の領域を塗りつぶして表示します。

縦棒グラフ:`asBarChart`メソッド

var chart = chartBuilder.asBarChart().setTitle("Sample Bar Chart").build();

縦棒グラフは、各データポイントを縦の棒で表現します。

棒グラフ:`asColumnChart`メソッド

var chart = chartBuilder.asColumnChart().setTitle("Sample Column Chart").build();

棒グラフは、各データポイントを横の棒で表現します。

折れ線グラフ:`asLineChart`メソッド

var chart = chartBuilder.asLineChart().setTitle("Sample Line Chart").build();

折れ線グラフは、連続するデータポイントを線でつなぎ、トレンドを視覚化します。

散布図グラフ:`asScatterChart`メソッド

var chart = chartBuilder.asScatterChart().setTitle("Sample Scatter Chart").build();

散布図は、データの分布や関係性を点で表現します。

グラフのカスタマイズ方法

グラフ色の設定:`setColors`メソッド

var chart = chartBuilder.setColors(["#red", "#blue"]).build();

このメソッドは、グラフの色をカスタマイズします。

グラフオプションの設定:`setOption`メソッド

var chart = chartBuilder.setOption('title', 'My Custom Chart').build();

このメソッドは、グラフのタイトルなど、さまざまなオプションを設定します。

グラフの挿入位置の設定:`setPosition`メソッド

var chart = chartBuilder.setPosition(5, 5, 0, 0).build();

このメソッドは、グラフをスプレッドシートの特定の位置に挿入します。

グラフオブジェクトの生成:`build`メソッド

buildメソッドは、グラフを作成する際の最終段階で呼び出されるメソッドであり、設定したすべてのオプションを持つグラフオブジェクトを生成します。このメソッドは、チャートビルダー(Charts.newChart())によって返されるオブジェクトに対して使用され、チャートの種類、データ範囲、オプションなどを設定した後に呼び出すことで、具体的なグラフオブジェクトを生成し、スプレッドシートやウェブアプリケーション内に描画することができます。

以下に、Googleスプレッドシート内のデータを使用して棒グラフを作成する簡単な例を示します:

function createBarChart() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var range = sheet.getDataRange(); // シート内のデータ範囲を取得
  var chartBuilder = Charts.newBarChart()
    .setTitle('サンプル棒グラフ')
    .setXAxisTitle('X軸')
    .setYAxisTitle('Y軸')
    .setDimensions(800, 600) // グラフのサイズを設定
    .setRange(0, 100) // Y軸の範囲を設定
    .setStacked() // 積み上げ型に設定
    .setLegendPosition(Charts.Position.BOTTOM) // 凡例の位置を設定
    .setDataTable(range); // データソースを設定

  var chart = chartBuilder.build(); // buildメソッドでグラフオブジェクトを生成
  sheet.insertChart(chart); // シートにグラフを挿入
}

このコード例では、まずアクティブなスプレッドシートからデータ範囲を取得し、Charts.newBarChart()を用いて新しい棒グラフのビルダーを作成します。その後、グラフのタイトル、軸のタイトル、サイズ、Y軸の範囲、グラフの種類(この場合は積み上げ型)、凡例の位置を設定します。最後に、buildメソッドを呼び出すことでこれらの設定を反映したグラフオブジェクトが生成され、sheet.insertChart(chart);でシートに挿入されます。

この方法を用いることで、Google Apps Scriptを活用し、データを効果的に視覚化するカスタムグラフを簡単に作成することができます。buildメソッドはこのプロセスの核心をなすもので、高度なカスタマイズ性と柔軟性を提供します。

実践的な例で見る`EmbeddedChartBuilder`の使い方

Google Apps Scriptを使ってスプレッドシートにグラフを挿入する実践的なプロセスをステップバイステップで説明します。この例では、スプレッドシートに保存されている売上データを用いて、月別の売上を折れ線グラフで表示する方法を紹介します。

データ範囲の選択

まず、グラフに表示したいデータの範囲を選択します。この例では、A列に月、B列にその月の売上が記載されているとします。

var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
var range = sheet.getRange("A1:B12");

`EmbeddedChartBuilder`の初期化

次に、`EmbeddedChartBuilder`オブジェクトを初期化し、グラフの基本設定を行います。

var chartBuilder = sheet.newChart();
chartBuilder.addRange(range)
            .setChartType(Charts.ChartType.LINE)
            .setOption('title', '月別売上');

グラフのカスタマイズ

グラフの見た目をカスタマイズします。例えば、グラフの色や軸のタイトルなどを設定できます。

chartBuilder.setOption('colors', ['#1c91c0'])
            .setOption('hAxis', {title: '月'})
            .setOption('vAxis', {title: '売上'});

グラフの挿入位置の設定

グラフをスプレッドシートのどこに表示するかを決定します。

chartBuilder.setPosition(5, 5, 0, 0);

グラフのビルドと挿入

最後に、`build`メソッドを使用してグラフオブジェクトを生成し、スプレッドシートに挿入します。

var chart = chartBuilder.build();
sheet.insertChart(chart);

以上のステップを踏むことで、スプレッドシートに月別売上の折れ線グラフが挿入されます。このプロセスを通じて、`EmbeddedChartBuilder`を使用して、様々な種類のグラフをスプレッドシートに追加し、データの視覚化を行うことができます。

まとめ

`EmbeddedChartBuilder`クラスを使用することで、Googleスプレッドシートに豊富なグラフを簡単に追加できます。

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