GPTsとは?ChatGPTをノーコードでカスタマイズできる新機能の使い方と活用例を徹底解説!

ChatGPTの新機能「GPTs(ジーピーティーズ)」をご存知でしょうか?GPTsを使えば、プログラミングの知識ゼロでも、ChatGPTを自分の目的に合わせてカスタマイズできます。

GPT Storeには300万件以上のオリジナルGPTが登録されており、うまく活用すれば、開発時間はわずか20〜30分程度、費用は有料プラン料金の月額20ドルのみというコスパの良さを体感することが出来ます。

ノーコードでオリジナルのAIチャットボットが作れるこのツールは、カスタマーサポートの自動化からマーケティング戦略の立案まで、ビジネス活用の幅が急速に広がっています。この記事では、GPTsの特徴・作り方・活用例・注意点を徹底解説します。最後まで読めば、GPTsをすぐに使いこなすヒントが見つかるはずです。

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目次

GPTsとは?

GPTsとは、OpenAIが2023年11月に発表したChatGPTの新機能で、ノーコード(プログラミング不要)でオリジナルのカスタムChatGPTを作成できるサービスです。

「My GPTs」「カスタムGPT」とも呼ばれます。ユーザーは自然言語の指示だけで、目的に特化したAIチャットボットを簡単に構築できます。

GPTsを利用するには、ChatGPTの有料プランであるChatGPT Plus(月額20ドル)またはChatGPT Enterprise(料金は要問合せ)に加入する必要があります。無料版のChatGPTではGPTsの機能は使えないので注意が必要です。 GPTsの利用にはChatGPT Plus(月額20ドル)などの有料プランへの加入が必要ですが、2024年5月以降は無料ユーザーも他者作成のGPTsを利用(閲覧・使用)できるようになりました。

※ただしGPTsの作成・編集・画像生成は引き続き不可。3時間ごとの利用制限あり

GPTsが発表されたことで、プログラミングの知識がない人でも、ChatGPTの高度な言語処理能力を活用した独自のチャットボットを開発できるようになりました。ビジネスでの活用から個人の趣味の領域まで、様々な場面でGPTsが使われ始めています。

※「My GPTs」「カスタムGPT」「GPT Builder」など複数の呼称があります。

GPTsの特徴

GPTsには、他のAIサービスにはない3つの大きな特徴があります。①ノーコードでChatGPTをカスタマイズできる、②作成したGPTsをユーザー間で共有できる、③外部APIと連携できる、の3点です。これらを組み合わせることで、汎用的なChatGPTとは一線を画す「特化型AI」を誰でも構築できるのがGPTsの本質的な価値です。

ノーコードでChatGPTをカスタマイズ可能

GPTsの最大の特徴は、プログラミングコードを一切書かずにChatGPTをカスタマイズできる点です。作成方法は2種類あります。

対話形式(Create):GPT Builderとの会話に答えるだけで完成する初心者向けの方法
設定値入力(Configure):Instructions・Knowledge・Capabilities・Actionsを直接入力する上級者向けの方法

初めての方には対話形式が簡単ですが、精度を上げたい場合はConfigure画面で直接設定するのがおすすめです。

また「Knowledge」でファイルをアップロードして独自情報を反映させ、「Capabilities」でWeb検索やDALL·E画像生成のオン/オフを設定することが可能です。

作成したGPTsをユーザー間で共有できる

GPTsでは、自分が作ったオリジナルのチャットボットを他のユーザーと共有することができます。共有範囲は「自分のみ」「リンクを知っている人のみ」「一般公開(GPT Store公開)」の3種類から選択可能です。

たとえば社内でGPTsを活用する場合、業務に役立つチャットボットを1人が作成し、そのリンクを同僚に共有して使ってもらうことができます。情報共有のハードルが下がり、全員が同じツールを使えるようになるため、業務の効率化が期待できるでしょう。

また今後、GPTsで作ったチャットボットを一般公開できるようになる予定です。OpenAIは、GPTsの作成者がチャットボットを「GPT Store」と呼ばれるオンラインストアで公開し、利用者数に応じて対価を得られる仕組みの開発を進めています。GPT Storeは2024年中のローンチを目指しているとのことで、GPTsの活用の幅がさらに広がることが期待されます。
【更新】GPTストアは2024年1月10日にOpenAIが提供・公開
※GPT Store収益プログラムは現時点(2026年2月)では日本在住クリエイターは対象外であり、OpenAIからの直接報酬は受け取れない。
※一方でGPTsを公開することで多くのユーザーからフィードバックを得られ、GPTsの品質向上にもつながるというメリットがある。

外部APIと連携可能

PTsには「Actions(Custom Actions)」という機能があり、外部WebサービスやデータベースとAPI連携できます。これにより、GPTsが持っていない最新情報や社内データを取り込み、より正確な回答が可能になります。つまり、API経由で正確な情報を取得することで、ChatGPT特有のハルシネーション(事実と異なる回答)のリスクを軽減することができるのです。

たとえば、GoogleスプレッドシートのデータをGPTsに読み込ませてリアルタイム分析したり、ZapierでSlackやNotionなど5,000以上のWebサービスと連携したりする活用例もあります。

他にも、音声読み上げ機能や画像生成AIとつなげて、よりインタラクティブなチャットボットを作るなど、APIを使えば様々な拡張が可能です。外部との連携により、GPTsをより実用的で面白いものにカスタマイズできるのです。

一方で外部APIの認証設定には若干のプログラミングスキルが必要な場合もあり、完全なノーコードとは言い切れないという注意点も存在します。

GPTsの利用料金

GPTsでカスタムチャットボットを作成するには、以下の有料プランへの加入が必要です。

プラン月額料金対象
ChatGPT Plus20ドル個人向け
ChatGPT Team30ドル/人チーム・中小企業向け
ChatGPT Pro200ドルヘビーユーザー向け
ChatGPT Enterprise要問合せ大企業向け

なお、他者が作成したGPTsを使うだけであれば、2024年5月以降は無料プランでも可能です(利用回数制限あり、数回〜10回程度)。

GPTsの作り方

それでは、実際にGPTsを使ってオリジナルのチャットボットを作る手順を見ていきましょう。ChatGPTにログインした状態で、以下のステップで進めていきます。

  1. 画面左側のメニューから「GPTを探す」を選択し、「+GPTを作成する」をクリック
  2. 「作成する(対話形式)」または「構成(Configure直接入力)」を選択
  3. チャットボットの名称とアイコン画像を設定する(ChatGPTが提案してくれるので、それでOKならそのまま採用)
  4. Configure画面でInstructions(指示)・Knowledge(知識ファイル)・Capabilities(機能オン/オフ)・Actions(外部API)を設定
  5. プレビュー画面で動作確認・調整を繰り返す
  6. 作成したGPTsを保存し、共有範囲(自分のみ、リンク共有、一般公開)を選択する

※公開前に必ずPreview機能で実際のプロンプトを試し、トーンや正確さを確認するのがおすすめです。
※GPT作成はWeb版のみ対応で、モバイルアプリではGPTの利用はできるが作成することができません。

上記の手順を踏むことで、ノーコードでオリジナルのチャットボットを作成できます。もちろん、一度作ったら終わりではなく、実際に使ってみて不具合があったり、改善点が見つかったら、何度でも修正を加えていくことができます。

特に、チャットボットに関する追加情報をテキストファイルでアップロードする部分は重要です。たとえば自社の製品マニュアルをアップロードしておけば、そこから必要な知識を学習し、ユーザーからの質問に的確に答えられるようになります。社内規定集や過去の問い合わせ履歴など、チャットボットに学習させたい情報は積極的に与えていきましょう。

また、用途に合わせてConfigure画面のオプションを適切に設定することも大切です。たとえばプライバシーに関わる情報を扱うチャットボットなら、Web検索機能をオフにしておくべきですし、ビジュアル面を重視するならAIでのアイコン生成機能を使うのも良いでしょう。チャットボットに求める機能に合わせて、最適な組み合わせを見つけていきます。

GPTsの活用例

GPTsは非常に柔軟性が高く、様々な場面で活用できるポテンシャルを秘めています。ここでは、GPTsの代表的な活用例をいくつか紹介します。

カスタマーサポートの自動化

GPTsを使えば、問い合わせ対応の自動化や効率化が可能です。よくある質問と回答をまとめたFAQ資料や、過去の問い合わせ履歴のテキストデータをGPTsに学習させることで、ユーザーからの質問に自動で適切な回答を返すチャットボットを作れます。

製品の使い方やトラブルシューティングに関する問い合わせは、大半がマニュアルに書かれた範囲で答えられるはずです。しかし、それを人力で1つ1つ対応していては、膨大な時間と労力がかかってしまいます。GPTsを使えば、よくある質問への対応を自動化し、人的リソースを難しい問題への対応に振り分けることができるでしょう。

また、GPTsなら24時間365日問い合わせを受け付けられるため、ユーザーの利便性も高まります。問い合わせ内容と回答をデータベース化することで、サポートの品質向上にもつなげられるでしょう。

マーケティング戦略立案のサポート

自社の商品やサービス、顧客データなどをGPTsに学習させることで、マーケティング戦略の立案をサポートできます。たとえば、過去の販売データと広告施策の実績をインプットし、「今期はどういう施策に注力するべきか?」と質問すれば、AIなりの戦略案を提示してくれるかもしれません。

GPTsは大量のデータから規則性やトレンドを発見するのが得意です。販売データの中から、これまで人間の目では気づけなかった売れ筋商品の特徴や、効果的な訴求ポイントを見つけ出してくれるかもしれません。もちろん、GPTsはあくまで助言をしてくれるだけなので、最終的な意思決定は人間が行う必要があります。

ただ、GPTsによるデータ分析は、人間の発想を刺激し、新たな戦略のヒントを与えてくれる強力なツールになるはずです。たとえ直接その案を採用しないにしても、議論のきっかけにはなるでしょう。定性的な戦略会議とGPTsによる定量分析を組み合わせて、より精度の高いマーケティング戦略を練っていけそうです。

プログラミングコードの解説

プログラミング初心者にとって、コードを読むのはとても大変な作業です。「この命令は何をしているのだろう」「このパラメータの意味は?」といった疑問を1つずつ調べていかなければならず、学習の妨げになってしまいます。

そんな悩みを解決してくれるのが、GPTsによるプログラミングコードの解説です。たとえばPythonのコード例をインプットし、「この関数は何をしているのか説明して」「この部分をもっとシンプルに書くにはどうすればいい?」などと質問すれば、初心者にもわかりやすい解説を返してくれます。

プログラミング言語のリファレンスをインプットしておけば、言語の文法やよく使うメソッドの使い方なども教えてくれるでしょう。より発展的に使うなら、コードを実行した結果の解釈や、より効率的な書き方の提案なども期待できます。

もちろん、GPTsはあくまで言語モデルなので、実際にコードを実行することはできません。提案された解決策が本当に動くかは、自分の手で確かめる必要があります。それでも、初心者の学習をサポートしてくれる頼れるアシスタントにはなってくれるはずです。

GPTsの注意点

GPTsは誰でも自由に使えるとても便利なツールですが、利用する上でいくつか注意すべき点もあります。

作成したGPTsのリンクを他者に知られるリスク

GPTsで作成したチャットボットは、共有範囲を「リンクを知っている人のみ」に設定して他のユーザーと共有できますが、そのリンクを知られてしまうと、本来見せたくない人にもチャットボットの内容が筒抜けになってしまう恐れがあります。

特に、社内の機密情報を含むファイルをアップロードしてチャットボットを作った場合、リンクの管理には細心の注意を払う必要があります。知られては困る情報は極力アップロードせず、アップロードする際はアクセス権限を厳しく設定しておくことが大切です。

また、セキュリティ対策として、定期的にアクセスログをチェックしたり、不要になったチャットボットは削除したりするのも良い習慣でしょう。便利な半面、情報流出のリスクは常につきまとうことを忘れてはいけません。

AIの回答は完璧ではない

GPTsは非常に高度な自然言語処理能力を持っていますが、それでも万能ではありません。ユーザーの質問に対して、完璧な回答を返してくれるとは限らないのです。

特に、学習させたデータに含まれていない事柄について聞かれた場合、GPTsは「わかりません」と正直に言ってくれればまだマシですが、時と場合によっては、あたかも事実であるかのように不正確な情報を並べ立ててしまうことがあります。

これは「ハルシネーション」と呼ばれる現象で、言語モデルに付きものの問題です。GPTsの回答をうのみにせず、人間の目で内容をしっかりチェックする習慣が大切と言えます。誤った情報を基に判断を下したり、ユーザーに伝えたりしないよう、細心の注意が必要不可欠です。

著作権侵害に注意

GPTsでチャットボットを作る際は、他者の著作権を侵害しないよう注意が必要です。例えば、Web上の記事や書籍をコピペしてアップロードするのは、著作権法上NGです。

また、GPTsで作ったチャットボットを一般公開し、GPT Store上で販売して収益を得ようとする場合は、なおさら注意が必要です。権利者に無断でコンテンツを使ってお金を稼ぐのは、賠償請求に発展しかねない危険な行為だからです。

自社で制作したコンテンツや、著作権フリーの素材を使うのが賢明でしょう。権利関係が曖昧なコンテンツは、極力使わないことです。著作権トラブルに巻き込まれては、せっかくのGPTsも台無しになってしまいます。

まとめ

ChatGPTの新機能「GPTs」は、ノーコードでオリジナルのチャットボットを作れる画期的なツールです。ユーザーは自然言語でChatGPTと対話しながら、目的に応じたチャットボットを自由にカスタマイズできます。

カスタマーサポートの自動化、マーケティング戦略の立案サポート、プログラミング学習の補助など、GPTsの活用範囲は多岐に渡ります。APIとの連携機能を使えば、さらに高度なチャットボットを作ることも可能です。

ただし、GPTsには情報漏えいや著作権侵害のリスクもあることを忘れてはいけません。アップロードするファイルの取り扱いには、細心の注意を払う必要があります。また、GPTsの回答は常に正しいとは限らないので、その点も念頭に置いておかねばなりません。

とはいえ、ビジネスにおけるAIの活用は、もはや避けられない大きな流れになりつつあります。GPTsのようなノーコード開発ツールの登場により、AIの民主化はますます加速するでしょう。うまく使いこなせば、業務の効率化や新たな価値の創出に大きく寄与するはずです。

GPTsの特性をしっかり理解し、利用上の注意点に配慮しつつ、賢く活用していくことが何より大切だと言えます。ビジネスに新たなブレークスルーをもたらすツールとして、GPTsに大いに期待したいところです。

最後に

いかがだったでしょうか?

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