Bodyクラスの使い方

目次

はじめに

GAS(Google Apps Script)はさまざまなGoogleサービスと連携でき、多くの作業を自動化できます。しかし実際に実装しようと思うと、どのような「クラス(class)」や「関数(function)」、「メソッド(method)」が用意されているのか分からず、苦戦している人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は「GAS(Google Apps Script)の関数・メソッド一覧」というテーマで解説します。

getTextメソッド:ドキュメントのテキストを取得する

getTextメソッドは、Googleドキュメントの本文からテキストを取得するために使用されます。このメソッドを使用すると、ドキュメントの全文を文字列として取得することができ、テキストの分析や加工を行う前段階として非常に役立ちます。

使用例:

function getTextExample() {
  var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
  var body = doc.getBody();
  var text = body.getText();
  Logger.log(text);
}

setTextメソッド:ドキュメントにテキストを挿入する

setTextメソッドは、Googleドキュメントの本文に新しいテキストを挿入するために使用されます。このメソッドを使えば、既存の内容をクリアして新しいテキストで置き換えることができます。ドキュメントの初期化や内容の全面更新に適しています。

使用例:

function setTextExample() {
  var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
  var body = doc.getBody();
  body.setText('これは新しいテキストです。');
}

replaceTextメソッド:ドキュメントのテキストを置換する

replaceTextメソッドは、ドキュメント内の特定のテキストを別のテキストで置換するために使用されます。このメソッドは、テキストの検索と置換を一度に行うことができるため、ドキュメントの修正や更新作業を効率的に行うことができます。

使用例:

function replaceTextExample() {
  var doc = DocumentApp.getActiveDocument();
  var body = doc.getBody();
  body.replaceText('古いテキスト', '新しいテキスト');
}

まとめ

この記事では、GASのBodyクラスで提供される主要なメソッドについて解説しました。getTextsetTextreplaceTextメソッドを理解し、実際に使いこなすことで、Googleドキュメントのテキスト操作を自動化し、作業の効率化を図ることができます。

目次