自律型AIエンジニア「Devin」!性能・機能や概要・申請方法まで解説!

昨今の革新的な技術の登場に驚かされますが、AIスタートアップのCognition社が開発した「Devin」は、まさにそんな驚きのAIソフトウェアです。

Devinは、プログラミングに必要な情報収集からコーディング、プロジェクトの進行管理まで、ソフトウェア開発の全工程を自動で行える全自動AIエンジニアとして設計されています。社内のシステム開発にDevinを導入することで、人間のエンジニアが行っていた煩雑なプログラミングやエラー修正作業から開放される日が来るかもしれません。

この記事では、Devinの性能と実際にこなせるタスクについて詳しく解説します。記事を最後まで読めば、Devinの機能を深く理解できるようになり、自社の業務効率化やコスト削減に役立てられるはずです。

ぜひ最後までお楽しみください。

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目次

Devinとは?

引用:https://www.youtube.com/watch?v=fjHtjT7GO1c&t=4

Devinは、AIスタートアップ企業Cognitionが2024年3月に発表した、世界初の完全自律型AIソフトウェアエンジニアです。

GitHub CopilotやCursorのような「コード補完ツール」ではなく、開発タスクを丸ごと自律実行するAIエンジニアで、「計画→実装→テスト→デプロイ」のサイクルを自分で回します。

Cognitionの創業は2023年8月。創業者のScott Wu、Steven Hao、Walden Yanはいずれも国際情報オリンピック(IOI)の金メダリストです。

自然言語の指示からソフトウェアの設計・開発・デバッグ・デプロイまで、一連の開発プロセスを自動で行うことができる革新的なAIです。

2025年9月時点での評価額は約102億ドル、累計調達額は$400M。ARRは2024年9月の$1Mから2025年6月に$73Mへと18ヶ月で73倍成長しています。

Claude Codeとよく比較されますが、Claude Codeは「隣にいるペアプログラマー」、Devinは「非同期で働く外注エンジニア」というイメージの位置づけの違いがあります。

DeNA社がCognition AIと提携してDevinの日本市場展開を開始しています。

Devinという名称は、フランス語で「占い師,巫女」などを意味するそうです。人間から与えられたタスクを理解し、自ら判断して最適な方法でソフトウェアを開発するDevinの能力にちなんで名付けられたのかもしれません。

Devinの驚きの性能

引用:https://www.youtube.com/watch?v=fjHtjT7GO1c&t=94s

AIの性能評価指標であるSWE-benchのテストでは、Devinはアシストなしの状態で13.86%の正答率を記録し、従来のAIを大きく上回る結果を残しました。

さらに最新のSWE-Bench Proでは40.08%のスコアを達成し、性能と速度を両立しています。

Devin 2.0は、Cognition社の社内ベンチマークにおいて、ジュニア開発タスクの完了率が83%以上向上したと報告されています。従来のバージョンよりも約2倍の生産性を実現しています。

2025年10月にCognitionがリリースした独自の高速コーディングモデルは、Cerebrasとの提携により950トークン/秒の推論速度を実現(Claude Sonnet 4.5の13.7倍)
※CognitionはPRマージ率67%を公表。昨年の34%から約2倍の改善

Devinの主な特徴・機能

Devinには組み込みのIDE・ターミナル・ブラウザが搭載されており、StackOverflowで調べ、コードを書き、テストを走らせ、バグが出たら修正して再実行する——これを人間の介入なしに繰り返します。
主な特徴は以下の通りです:

  • 高い自律性 – 人間の細かな指示なしにソフトウェア開発プロセス全体を自律管理
  • リアルタイムのエラー修正 – コード内のバグを自動検知し修正する機能を搭載
  • エンドツーエンドの開発 – 要件定義からデプロイまでをカバーし、開発ライフサイクル全体を効率化
  • 独自のツール群 – 専用のコマンドライン、エディタ、ブラウザを備え、APIドキュメントの理解なども自動で行う
  • 人間とのコミュニケーション – 進捗報告や仕様変更の提案など、人間の開発者とスムーズなやり取りが可能

※Slack統合、IDE拡張機能(VSCode対応)、APIを備えた包括的なプラットフォーム
※Devin 2.0の3機能(Interactive Planning / Devin Search / Devin Wiki)が新機能として注目
※並列セッション(複数エージェント同時稼働)と「Devin Manages Devins」(オーケストレーション)対応

こうした特徴から、Devinは単なるコーディングの効率化だけでなく、ソフトウェア開発プロジェクト全体の生産性を飛躍的に高める可能性を秘めています。

競合ツールとの比較

Devinと他のAI開発支援ツールの違いを理解することで、自社に最適なツール選定が可能になります。

ツール特徴料金
Devin完全自律型・タスク丸投げ可能$20〜/月
GitHub Copilotコード補完・生成支援$10〜/月
CursorAI統合エディタ・対話型開発$20〜/月

GitHub Copilotはコード補完・生成支援、Devin AIは完全自律型の開発エージェントという根本的な違いがあります。Devinの優位性は、エンドツーエンドの開発能力、長期的プロジェクト管理、複雑な問題解決能力にあります。

作業スタイルに合わせて「手動+支援」か「完全自動化」かでツールの方向性が異なる。
CopilotやCursorがIDEやエディタ上での開発効率化に寄った体験を提供するのに対し、Devinはタスクをエージェントに任せるフローという使い分け。

Devinの料金プラン

Devinは、2024年12月10日にVersion 1.0が正式リリースされ、当初は月額$500からという価格設定で提供されてきました。しかし、個人開発者にとってはハードルが高かったため、2025年4月3日にリリースされたDevin 2.0で、月額$20のCoreプランが登場し、多くのユーザーが手軽に試せるようになりました。

プラン説明
Coreプラン月額基本料金0円、最低購入額20ドル(約3,000円)、ACU単価2.25ドル/ACU、完全従量課金制
Teamプラン月額$500〜、APIアクセス可能
Enterpriseプランカスタム料金、セキュリティ・ガバナンス機能強化

※2024年12月に一般公開済み、2025年4月に$20プラン開始
※$20で約9 ACU(2〜3タスク分)を利用可

Devinの導入事例

日本国内でも大手企業がDevinの導入を進めており、具体的な成果が報告されています。

DeNAの事例:
約2,000名の全社員が、それぞれの事業特性に合わせてDevinを即座に呼び出し、業務に組み込める状態を実現。全社展開版の社内公開から、現在すでに40チーム以上での利用が開始しています。

レバテックの事例:
レバテック株式会社の開発部では、2025年春から自律型AIエージェント「Devin」を本格導入し、現在は14チーム(約30名)が日常的にこれを活用しています。導入からわずか2か月半にも関わらず、Devinが作成した177件ものPull Requestがマージされるという驚異的な実績を収めました。

※株式会社グラファーでは、Devinを中核に据えた「AI前提」の開発プロセスを構築し、非エンジニアも開発に参画できる環境整備を推進
※DeNAではスマホアプリ開発でiOS版とAndroid版のコードを横断的に解析し、開発速度が約2倍に
※みずほ証券、LayerXなど金融・SaaS企業の事例追加を検討

Devinの利用方法と今後の展望

2025年4月にDevin 2.0がリリースされ、月額$20から利用可能になりました。
利用開始は非常にシンプルです。

利用開始手順

Coreプラン(月額$20〜)から始められます。devin.aiにアクセスし、GitHubアカウントで登録するだけで利用開始できます。

まずはSessionモードで「READMEの更新」「テスト追加」など小さなタスクから試すのがおすすめです。

将来的には、フリーランスエンジニアのマッチングサイトでの案件対応なども視野に入れているとのこと。

Cognitionは2026年4月に日本法人を設立(アジア初進出)しており、今後の日本語サポート拡充が見込まれます。

Devin導入時の注意点・課題

Devinは革新的なツールですが、導入にあたっては以下の点に注意が必要です。

AIへの過度な依存、人間エンジニアのスキル低下、サービス停止時の影響、ベンダーロックインの懸念といったリスクがあります。また、知的財産権の問題、生成コードの責任所在、プライバシー・セキュリティ懸念、雇用への影響も考慮すべき倫理・法的課題です。

効果的に活用するためには、

Devinにタスクを投げると並列でPRが生成されるが、レビュー側がボトルネックになりがち

という点を踏まえ、人間のレビュー体制も整備することが重要です。

まとめ

完全自律型AIエンジニアのDevinは、高度なソフトウェア開発能力とコミュニケーション性を兼ね備えた、これまでにない革新的なAIです。要件定義からデプロイまでを自動化し、開発プロセス全体の効率化を実現します。

2025年4月にリリースされたDevin 2.0では、月額$20から利用可能になり、個人開発者や小規模チームでも手軽に試せるようになりました。

DeNAでは約2,000名の全社員が利用

するなど、日本国内でも導入が加速しています。

GitHub CopilotやCursorとは異なる「完全自律型」という特性を活かし、人間のエンジニアはより高度な設計やAIのマネジメントに集中することで、ソフトウェア開発の生産性を飛躍的に高められるでしょう。Devinの今後の動向から目が離せません。

最後に

いかがだったでしょうか?

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