「スプレットシートのバックアップを毎日残したいけれど、設定方法が分からず困っている…」
「特定の動作が発生したらそれをトリガーにしてシートをコピーしたい」
そんなふうに、Google Apps Scriptを活用する中で、実行のタイミングや管理に課題を感じていませんか?
もし、決められた時刻や外部サービスからの通知をトリガーに、ファイルコピーなどの処理が自動で走るようになれば、こうした悩みから解放され、実行忘れや手作業のミスを防ぐことができ、あなたの時間をより生産的な業務に使えるようになります。
今回は、専門的なプログラミングスキルがなくても、ノーコードで手軽にセットできる自動化方法をご紹介します。毎日や毎週の繰り返し作業にかかる手間や時間を大幅に減らし、業務の効率化を実現しましょう!
当ブログがオススメする
業務自動化サービスランキング
1位:ジドウカ | 2位:Yoom | 3位:UiPath | |
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LP | ![]() | ![]() | ![]() |
全体評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
URL | ジドウカ公式サイト | https://lp.yoom.fun/ | https://www.uipath.com/ja |
特徴 | ☑お客様自身で開発する必要がない自動化サービス。 ☑BPOのような感覚で自動化したい内容を依頼することが可能。 | ☑450種類以上のサービスとの連携が可能。 | ☑業務フローを視覚化し直感的に自動化が可能。 |
自動化技術の幅 | RPA/ Google Apps Script / VBA / 生成AI / ローコード・ノーコードツール | オリジナルサービス | RPA |
ユーザーの開発負担 | ◎ お客様自身は 開発の必要なし | △ 自社で開発が必要 | △ 自社で開発が必要 |
自動化までのフロー | ◎ 自動化したい内容を 伝えて待つだけ。 | △ 自社で要件定義し 開発・運用 | △ 自社で要件定義し 開発・運用 |
費用 | ◎ 月額1万円〜 | ◎ 無料でスタート可能 | ☓ 52万5000円 |
こんな方におすすめ | ・自動化したい内容が決まっている ・手離れよく自動化したい ・あまりコストをかけたくない | ・社内にエンジニアがいる ・自社でノウハウを貯めている ・開発・運用体制が整っている | ・RPAで自動化できるか業務が何か判断できる人材がいる企業 ・自社内にエンジニアがいる |
なお、業務効率化や工数削減を目指しているものの、どの業務から自動化すべきか、どのツールや手段が自社に合っているのかがあいまいな方は、「業務自動化プラン診断」をお試しください。
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こんなシーンでの活用に適しています
① 営業日報のテンプレートを毎朝自動生成したいとき
毎日同じフォーマットの日報シートを新しく作成する手間をなくし、担当者がすぐに記入作業に入れるようにします。
② 週次・月次レポートを定型フォーマットで更新したいとき
定期的に使う集計用シートやレポートシートを、元データを基に自動で複製・整備することで、作業の漏れや手間を削減できます。
③ プロジェクトや案件ごとの作業台帳をスムーズに立ち上げたいとき
新しい案件が始まるたびに、ベースとなる台帳をテンプレートから自動で複製することで、属人化せず誰でもすぐに使える環境が整います。
方法1:Google Apps Script
メリット | Google公式ツールのみで完結し、拡張性・安定性が高い。PCを開かなくても自動実行できる。 |
デメリット | 初回の設定に少しだけ技術的な知識(GASの画面操作)が必要。エラー時の通知機能は標準で無い。 |
難易度・面倒さ | ★★★☆☆(簡単) スクリプト入力とトリガー設定に少し慣れが必要。 |
特徴 | スプレッドシートに内蔵された機能のみで完結。定期的なタスク自動化に非常に向いている。 |
価格 | 完全無料(Googleアカウントがあれば追加費用なし) |
用意するもの
①Googleアカウント(Gmailが使える人ならOK)
②Googleスプレッドシート(コピー元とコピー先のシート)
設定手順
🔹Step 1:Googleスプレッドシートを準備する
1. https://sheets.google.com にアクセスしてスプレッドシートを開きます。
2. シート名を確認してください。(例えば、コピー元 → シート1、コピー先 → コピー先 にしておきます)

🔹Step 2:スクリプトを作成する
1.メニューの「拡張機能」→「Apps Script」をクリックします
2.エディタが開いたら、最初にあるコード(function myFunction() {})は全部削除して、以下のコードを貼り付けます:
function autoCopy() {
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); // 今開いてるスプレッドシート
const sourceSheet = ss.getSheetByName('シート1'); // コピー元シート
const targetSheet = ss.getSheetByName('コピー先'); // コピー先シート
// コピーしたい範囲(A1からC10)のデータを取得してコピー先に貼り付け
const range = sourceSheet.getRange('A1:C10');
range.copyTo(targetSheet.getRange('A1'), SpreadsheetApp.CopyPasteType.PASTE_NORMAL, false);
}

3.左上の「保存」アイコンをクリックして保存します
4.プロジェクトに名前をつけましょう(例:「自動コピー」)
🔹Step 3:ステップ3:毎日自動で動かす設定をする
1.画面左の「時計マーク(トリガー)」をクリックします(または、メニュー「表示」→「トリガー」でも可)
2.「トリガーを追加」ボタンを押します
3. 以下のように設定します:
項目 | 選ぶ内容 |
---|---|
実行する関数を選択 | autoCopy |
実行するデプロイを選択 | Head(そのままでOK) |
イベントのソース | 時間主導型 |
時間ベースのトリガーのタイプ | 日付ベースのタイマー |
時刻の種類 | 午前9時~10時など好きな時間帯 |
4. 「保存」をクリックします
5. 初めての場合、「認証の許可」が求められますので、手順に従って許可してください
✅ これで完成!
毎日、指定した時間になると、スクリプトが自動で動いて、「シート1」のA1〜C10の内容が「コピー先」シートのA1に貼り付けられます。
よくある質問
- パソコンを開いてなくても動きますか?
-
はい。Googleのサーバー側で動くので、パソコンを閉じていてもOKです。
- コピー範囲や貼り付け場所を変えるには?
-
getRange(‘A1:C10’) や getRange(‘A1’) の部分を変えればOKです。
- 上書きされるの?
-
既存の内容に上書きされます。追記したい場合は別のコードが必要です。
Google Apps Scriptが上手く起動しないときは?
プログラミングが未経験の方にとっては少しハードルが高く「諦めるしかない⋯」と挫折するきっかけを生みかねません。
「Google Apps Scriptでエラーが発生している⋯」
「自動化できたは良いものの、自分がやめたら引き継ぐ人がいない⋯」
「一つ自動化したら、他部署からも自動化を依頼されて自分の仕事が進まない⋯」
と不安な方もいますよね。
そこで、おすすめしたいのが「ジドウカ」です。
ジドウカは、これまで合計800タスク以上の業務の自動化をしてきた実績のある法人専用の自動化サービスです。
業務の一部を“タスク単位”で自動化し、【月額1万円から】安定運用できるサブスクリプション型のサービスです。 タスクを外注するため手離れもよく、技術のことが分からなくても、「こういう作業をラクにしたい」と伝えるだけで自動化することが可能です。
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方法2:Saasを使う
今回はYoomを使って、行っていきます。
メリット | ノーコードで設定でき、UIも直感的。複数のツール連携も柔軟で業務フロー全体を一元管理できる。 |
デメリット | 外部サービスに依存するため、サービス停止・仕様変更の影響を受ける。GASと連携するには最初に設定が必要。 |
難易度・面倒さ | ★★☆☆☆(簡単) GUI操作のみで完了し、プログラミング不要。 |
特徴 | スケジュールやSlack・メール等、あらゆるトリガーでGASを起動できるノーコードプラットフォーム。 |
価格 | 無料プランあり(ただし高度な機能や実行数に制限。商用利用には有料プランの検討が必要な場合あり) |
設定方法
1.Google Apps Scriptのマイアプリ登録
Yoomにログインし、Google Apps Scriptをマイアプリとして登録します。これにより、YoomからGASを操作できるようになります。
2.テンプレートのコピー
Yoomが提供するテンプレートをコピーします。これにより、基本的なフローが自動的に設定されます。
3.スケジュールトリガーの設定
指定したスケジュール(例:毎週月曜日の9時)でフローボットが起動するように設定します。
4.Google Apps Scriptのアクション設定
実行したいGASの関数名や実行可能URLを設定します。これにより、指定した処理が自動で実行されます。
5.動作確認
設定が完了したら、トリガーをONにしてフローボットの動作を確認します。
方法3:外注する(クラウドソーシングサービスを活用する)
メリット | 要件を伝えるだけで、仕様設計から実装・動作確認まで一貫して依頼できる |
デメリット | 要件を明確に言語化する必要があり、ディレクションの手間が発生する |
難易度・面倒さ | ★★☆☆☆(中程度)やや労力は必要だが、最初の要件整理さえできれば、あとは丸投げできる |
特徴 | 仕様設計から実装まで一気通貫で任せられる。依頼する前からそのクラウドワーカーの口コミからある程度の判断ができる。 |
価格 | クラウドワーカーによる |
実際の手順
🔹Step 1:依頼内容を整理する
1.自動化したい内容を箇条書きでまとめる(例:「毎日9時にAシートの内容をBシートにコピーしたい」)
2.スプレッドシートのURL(閲覧権限つき)を準備しておく
3.実行頻度やタイミング、コピー範囲などの条件を明確にしておく
🔹Step 2:クラウドソーシングサービスに登録する
1.【例】ココナラ、クラウドワークス、ランサーズなどのサイトに会員登録する
2.「Google Apps Script 自動化」「スプレッドシート自動コピー」などのキーワードで検索
3.評価や実績、納品スピード、対応範囲などを比較して依頼候補を選定
🔹Step 3:見積もりと相談を行う
1.メッセージ機能で相談し、実現可否を確認する
2.概算の納期・費用を出してもらう
3.納品形式(GASコードのみ/動作確認済み/マニュアル付き)も確認する
🔹Step 4:正式に依頼し、納品物を受け取る
1.金額と納期を確認し、正式に依頼する
2.完成後に動作確認を一緒に行う(初期設定や認証のサポートも相談可能)
3.必要があればメンテナンス契約や保守体制も整える
🔹Step 5:納品後の運用ルールを整備する
1.自分やチームがトリガーやスクリプトを理解できるようにマニュアル化してもらう
2.GASエラーが起きたときの対応手順を確認する
3.将来的な拡張・追加開発を視野に、依頼先との関係を継続しておく
まとめ
スプレッドシートのタブコピーを自動化する方法は、目的やスキル、予算に応じてさまざまです。
・Google Apps Scriptを使えば、無料かつ柔軟に自動化が可能ですが、多少の初期設定やGASに対する理解が求められます。
・**SaaSツール(Yoomなど)**を活用すれば、ノーコードで直感的に設定でき、複雑な業務フローも簡単に組み立てられます。
・外注を選べば、自分で手を動かさずにプロに任せることができるため、忙しい方や時間を効率的に使いたい方に最適です。
「毎回のコピー作業が面倒」「ヒューマンエラーを防ぎたい」と感じているなら、まずは一番取り組みやすい方法から試してみましょう。
そして、もし「もっと高度な自動化を進めたい」「他業務も効率化したい」という思いがあれば、**法人向け自動化サービス「ジドウカ」**の活用もおすすめです。
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