Notionでデータ追加した際にMicrosoft Teamsに通知する方法3選

Notionをチームで活用していると、「更新情報を共有し忘れていた」「毎回手動で伝えるのが手間」と感じたことはないでしょうか?

そんな悩みを解消してくれるのが、NotionとMicrosoft Teamsを自動で連携する仕組みです。この連携を取り入れることで、Notion上のデータベースに新しい情報が追加されるたびに、自動でTeamsに通知が届くようになります。手動での連絡や確認の手間が省け、チーム内の情報伝達がスムーズになります。結果として、伝達ミスやタスクの見落としを減らし、日々の業務をより効率的に進めることが可能になります。

この記事では、特別な知識がなくても設定できる「Notionのデータ更新を自動でMicrosoft Teamsに通知する方法」をわかりやすく紹介します。

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目次

こんなシーンでの活用に適しています

・NotionとMicrosoft Teamsを使って業務を進めているが、情報の共有や通知に手間を感じている方

・普段のコミュニケーションはTeams、データ管理はNotionという運用をしており、2つのツールの連携をもっとスムーズにしたいと考えている方

・タスクや進捗をNotionで管理しているものの、チーム全体での見える化に課題を感じている方

・拠点の異なるメンバーやリモートワーク中心のチームと仕事をする中で、情報伝達のスピードを高めたい方

・NotionとMicrosoft Teamsの連携による業務改善に関心があり、具体的な導入手順や活用方法を知りたい方

方法1:ZapierとNotionを連携する

メリット無料で実装できる
デメリット日本語の情報が少なく、トラブル時に自己解決しにくい場合がある
難易度・面倒さ低(ノーコードで直感的に設定できる)
特徴無料枠で十分に使える(毎月100件まで)
価格Webhookで柔軟な通知が可能、他サービスとの連携も豊富

用意するもの(全て無料)

Notion(ノーション):データを登録するアプリ

Zapier(ザピアー):自動化をつなぐアプリ

Microsoft Teams:通知を受け取るチャットツール

Incoming Webhook:Teamsで外部通知を受け取るための機能

設定手順

🔹Step 1:Zapier(ザピアー)に登録する

1.https://zapier.com  にアクセス

2.「Start Star free with email」をクリック

3.メールアドレスとパスワードを入力し、アカウントを作成

🔹Step 2:NotionとZapierをつなぐ

1.ログイン後、「+ Create」をクリック

2.「Trigger」に「Notion」と入力して選択

3.「Trigger event」 に「New Database Item(新しいデータが追加されたら)」を選ぶ

4.NotionアカウントとZapierを接続する

・「Account」を押す

・指示にしたがってNotionにログインし、Zapierにアクセス許可を与える

・使いたいNotionのデータベースを選び、「アクセスを許可する」を押す。

5.テストして、Zapierが正しくNotionのデータを読み取れるか確認

🔹Step 3:Microsoft TeamsのWebhook URLを作る

1.Microsoft Teamsを開く(WebでもアプリでもOK)

2.通知を送りたいチャンネルの「…(その他オプション)」をクリック

3.「コネクタ」を選ぶ

4.「Incoming Webhook(着信 Webhook)」を検索して「追加」ボタンを押す

5.名前を入力(例:「Notion通知」)

6.アイコン(任意)を設定して「作成」

7.表示されたURLをコピー(これが通知先URLです)

🔹Step 4:Zapierに通知先(Webhook)を設定

1.Zapierに戻り、「Action(アクション)」を設定

2.「Webhooks by Zapier」と入力して選ぶ

3.「Action event」に「POST」を選ぶ

4.各項目を以下のように入力:

項目入力内容(例)
URLStep 3でコピーしたWebhook URL
Payload Typejson
Data(Body以下の内容をコピペ
{

  "text": "🔔 Notionに新しいデータが追加されました!\nタイトル:{{properties.Name.title[0].text.content}}\nページURL:https://www.notion.so/{{id}}"

}

💡 Zapierの画面で {{ }} の部分は「Insert Data」ボタンから自動で選ぶこともできます。

🔹Step 5:動作テスト → 有効化

1.「Test Step」をクリック

2.Teamsのチャンネルに通知が届いたら成功!

3.最後に「Turn on Zap(Zapを有効にする)」をクリック

✅ 完成!

これで、Notionに新しいデータを追加すると、自動でTeamsに通知が飛ぶようになりました!

よくある質問

Zapierってずっと無料で使えますか?

A .毎月100件までの実行なら無料で使えます。

Notionに複数のデータベースがある場合は?

A .Zapierで設定した1つのデータベースが対象になります。複数対応は有料プランで可能です。

Webhook URLって危険じゃない?

他人にURLを知られなければ安全ですが、URLは漏らさないようにしましょう。

ZapierとNotionの連携がなかなかうまくいかないときは?

いくらノーコードツールとはいえ、プログラミングが未経験の方にとっては少しハードルが高く「諦めるしかない⋯」と挫折するきっかけを生みかねません。

「社内で自動化したは良いものの、自分がやめたら引き継ぐ人がいない⋯」

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方法2:Saasを使う

今回はYoomを使って、NotionとMicrosoft Teamsの連携を行っていきます。

メリット無料枠がある。
デメリット初期学習コストが必要。
難易度・面倒さ
特徴様々なツールと連携できる
価格無料〜

設定手順

1. Yoomとアプリの連携

まず、YoomとNotion、Microsoft Teamsを連携させます。

・Yoomの「マイアプリ」から「新規接続」を選択し、NotionとMicrosoft Teamsのアカウントを連携します。

・Notionでは、通知を行いたいページへのアクセス許可を設定します。

・Microsoft Teamsでは、通知を送信するチャネルを指定します。 

2. テンプレートのコピー

Yoomには、NotionとMicrosoft Teamsの連携を簡単に設定できるテンプレートが用意されています。

・該当するテンプレートを選択し、「試してみる」をクリックして、自身のワークスペースにコピーします。 

3. トリガーの設定(Notion)

Notionのデータベースに新しいページが作成されたり、既存のページが更新された際にフローが起動するよう設定します。

・トリガーの起動間隔(例:5分、10分など)を設定します。

・対象となるデータベースIDを指定し、テストを行って正しく情報が取得できることを確認します。 

4. アクションの設定(Microsoft Teams)

取得したNotionの情報をMicrosoft Teamsに通知する設定を行います。

・通知を送信するチームIDとチャネルIDを指定します。

・通知メッセージの内容を設定し、必要に応じてNotionのページURLやタイトルなどを含めます。

・テストを行い、正しく通知が送信されることを確認します。  

5. フローの有効化

すべての設定が完了したら、フローを有効化して自動通知が行われるようにします。

方法3:外注する(クラウドソーシングサービスを活用する)

メリット様々なクラウドワーカーから選ぶことができる。
デメリット要件定義から行う必要がある。慎重に選ぶ必要がある。
難易度・面倒さ中〜高(具体的なディレクションが必要)
特徴仕様設計から実装まで一気通貫で任せられる。依頼する前からそのクラウドワーカーの口コミからある程度の判断ができる。
価格クラウドワーカーによる

実際の手順

🔹Step 1:依頼内容をざっくりまとめる

「Notionに新しいデータが追加されたら、Microsoft Teamsに通知したい」といった要望を、できるだけ具体的に整理しましょう。

例:通知したいNotionのページ、通知先のTeamsチャネル、メッセージの内容など。

🔹Step 2:クラウドソーシングに登録する

クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどのサイトに登録し、依頼内容を掲載します。

「ノーコードツール(Zapierなど)を使った通知連携ができる方」などと記載すると、適切な人材が集まりやすくなります。

🔹Step 3:応募者のスキル・実績をチェックする

候補者の過去の実績や評価、提案内容をよく確認しましょう。できれば、似たような連携設定の実績がある方を選ぶのが安心です。

🔹Step 4:やり取りして仕様を詰める

チャットやZoomなどで仕様を詰めていきます。分からない部分は「何をしたいか」だけでも伝えれば、具体的な提案をしてもらえることが多いです。

🔹Step 5:完成後にテスト&検収

動作テストを行い、問題がなければ納品完了です。今後の運用を考慮して、設定内容をドキュメントにまとめてもらうのもおすすめです。

まとめ

今回は、NotionとMicrosoft Teamsを連携する方法についてご説明しました。

NotionとMicrosoft Teamsを連携することで、日々の情報共有を自動化し、業務のスピードと正確性を大きく向上させることができます。本記事で紹介した3つの方法──Zapierを使う・SaaSツール(Yoom)を活用する・クラウドソーシングで外注する──は、それぞれのリソースやスキルレベルに応じて選べる柔軟な選択肢です。

「まずは無料で試してみたい」という方にはZapier、「UIで直感的に設定したい」という方にはYoom、「手離れよくプロに任せたい」という方には外注がおすすめです。

自社の業務や体制に合った方法を選んで、NotionとTeamsの連携を実現し、情報伝達のミスや手間を減らしてみてはいかがでしょうか?

そして、「そもそも何から自動化すればいいのかわからない」「自社に最適な方法を知りたい」とお悩みの方は、ぜひ業務自動化プラン診断も活用してみてください。最適な一歩を、今すぐ踏み出しましょう。

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