Notionをチームで活用していると、「更新情報を共有し忘れていた」「毎回手動で伝えるのが手間」と感じたことはないでしょうか?
そんな悩みを解消してくれるのが、NotionとMicrosoft Teamsを自動で連携する仕組みです。この連携を取り入れることで、Notion上のデータベースに新しい情報が追加されるたびに、自動でTeamsに通知が届くようになります。手動での連絡や確認の手間が省け、チーム内の情報伝達がスムーズになります。結果として、伝達ミスやタスクの見落としを減らし、日々の業務をより効率的に進めることが可能になります。
この記事では、特別な知識がなくても設定できる「Notionのデータ更新を自動でMicrosoft Teamsに通知する方法」をわかりやすく紹介します。
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業務自動化サービスランキング
1位:ジドウカ | 2位:Yoom | 3位:UiPath | |
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LP | ![]() | ![]() | ![]() |
全体評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
URL | https://data-x.jp/jidouka/lp/ | https://lp.yoom.fun/ | https://www.uipath.com/ja |
特徴 | ☑お客様自身で開発する必要がない自動化サービス。 ☑BPOのような感覚で自動化したい内容を依頼することが可能。 | ☑450種類以上のサービスとの連携が可能。 | ☑業務フローを視覚化し直感的に自動化が可能。 |
自動化技術の幅 | RPA/ Google Apps Script / VBA / 生成AI / ローコード・ノーコードツール | オリジナルサービス | RPA |
ユーザーの開発負担 | ◎ お客様自身は 開発の必要なし | △ 自社で開発が必要 | △ 自社で開発が必要 |
自動化までのフロー | ◎ 自動化したい内容を 伝えて待つだけ。 | △ 自社で要件定義し 開発・運用 | △ 自社で要件定義し 開発・運用 |
費用 | ◎ 月額1万円〜 | ◎ 無料でスタート可能 | ☓ 52万5000円 |
こんな方におすすめ | ・自動化したい内容が決まっている ・手離れよく自動化したい ・あまりコストをかけたくない | ・社内にエンジニアがいる ・自社でノウハウを貯めている ・開発・運用体制が整っている | ・RPAで自動化できるか業務が何か判断できる人材がいる企業 ・自社内にエンジニアがいる |
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こんなシーンでの活用に適しています
・NotionとMicrosoft Teamsを使って業務を進めているが、情報の共有や通知に手間を感じている方
・普段のコミュニケーションはTeams、データ管理はNotionという運用をしており、2つのツールの連携をもっとスムーズにしたいと考えている方
・タスクや進捗をNotionで管理しているものの、チーム全体での見える化に課題を感じている方
・拠点の異なるメンバーやリモートワーク中心のチームと仕事をする中で、情報伝達のスピードを高めたい方
・NotionとMicrosoft Teamsの連携による業務改善に関心があり、具体的な導入手順や活用方法を知りたい方
方法1:ZapierとNotionを連携する
メリット | 無料で実装できる |
デメリット | 日本語の情報が少なく、トラブル時に自己解決しにくい場合がある |
難易度・面倒さ | 低(ノーコードで直感的に設定できる) |
特徴 | 無料枠で十分に使える(毎月100件まで) |
価格 | Webhookで柔軟な通知が可能、他サービスとの連携も豊富 |
用意するもの(全て無料)
Notion(ノーション):データを登録するアプリ
Zapier(ザピアー):自動化をつなぐアプリ
Microsoft Teams:通知を受け取るチャットツール
Incoming Webhook:Teamsで外部通知を受け取るための機能
設定手順
🔹Step 1:Zapier(ザピアー)に登録する
1.https://zapier.com にアクセス
2.「Start Star free with email」をクリック
3.メールアドレスとパスワードを入力し、アカウントを作成
🔹Step 2:NotionとZapierをつなぐ
1.ログイン後、「+ Create」をクリック
2.「Trigger」に「Notion」と入力して選択
3.「Trigger event」 に「New Database Item(新しいデータが追加されたら)」を選ぶ
4.NotionアカウントとZapierを接続する
・「Account」を押す
・指示にしたがってNotionにログインし、Zapierにアクセス許可を与える
・使いたいNotionのデータベースを選ぶび、「アクセスを許可する」を押す。
5.テストして、Zapierが正しくNotionのデータを読み取れるか確認
🔹Step 3:Microsoft TeamsのWebhook URLを作る
1.Microsoft Teamsを開く(WebでもアプリでもOK)
2.通知を送りたいチャンネルの「…(その他オプション)」をクリック
3.「コネクタ」を選ぶ
4.「Incoming Webhook(着信 Webhook)」を検索して「追加」ボタンを押す
5.名前を入力(例:「Notion通知」)
6.アイコン(任意)を設定して「作成」
7.表示されたURLをコピー(これが通知先URLです)
🔹Step 4:Zapierに通知先(Webhook)を設定
1.Zapierに戻り、「Action(アクション)」を設定
2.「Webhooks by Zapier」と入力して選ぶ
3.「Action event」に「POST」を選ぶ
4.各項目を以下のように入力:
項目 | 入力内容(例) |
---|---|
URL | Step 3でコピーしたWebhook URL |
Payload Type | json |
Data(Body | 以下の内容をコピペ |
{
"text": "🔔 Notionに新しいデータが追加されました!\nタイトル:{{properties.Name.title[0].text.content}}\nページURL:https://www.notion.so/{{id}}"
}
💡 Zapierの画面で {{ }} の部分は「Insert Data」ボタンから自動で選ぶこともできます。
🔹Step 5:動作テスト → 有効化
1.「Test Step」をクリック
2.Teamsのチャンネルに通知が届いたら成功!
3.最後に「Turn on Zap(Zapを有効にする)」をクリック
✅ 完成!
これで、Notionに新しいデータを追加すると、自動でTeamsに通知が飛ぶようになりました!
よくある質問
- Zapierってずっと無料で使えますか?
-
A .毎月100件までの実行なら無料で使えます。
- Notionに複数のデータベースがある場合は?
-
A .Zapierで設定した1つのデータベースが対象になります。複数対応は有料プランで可能です。
- Webhook URLって危険じゃない?
-
他人にURLを知られなければ安全ですが、URLは漏らさないようにしましょう。
ZapierとNotionの連携がなかなかうまくいかないときは?
いくらノーコードツールとはいえ、プログラミングが未経験の方にとっては少しハードルが高く「諦めるしかない⋯」と挫折するきっかけを生みかねません。
「社内で自動化したは良いものの、自分がやめたら引き継ぐ人がいない⋯」
「一つ自動化したら、他部署からも自動化を依頼されて自分の仕事が進まない⋯」
と不安な方もいますよね。
そこで、おすすめしたいのが「ジドウカ」です。
ジドウカは、これまで合計800タスク以上の業務の自動化をしてきた実績のある法人専用の自動化サービスです。
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「わたしが自動化したい内容って自動化できるんだろうか⋯」という方には、少額・短期間での「お試し開発」があるので、お気軽にご活用ください。
方法2:Saasを使う
今回はYoomを使って、NotionとMicrosoft Teamsの連携を行っていきます。
メリット | 無料枠がある。 |
デメリット | 初期学習コストが必要。 |
難易度・面倒さ | 中 |
特徴 | 様々なツールと連携できる |
価格 | 無料〜 |
設定手順
1. Yoomとアプリの連携
まず、YoomとNotion、Microsoft Teamsを連携させます。
・Yoomの「マイアプリ」から「新規接続」を選択し、NotionとMicrosoft Teamsのアカウントを連携します。
・Notionでは、通知を行いたいページへのアクセス許可を設定します。
・Microsoft Teamsでは、通知を送信するチャネルを指定します。 
2. テンプレートのコピー
Yoomには、NotionとMicrosoft Teamsの連携を簡単に設定できるテンプレートが用意されています。
・該当するテンプレートを選択し、「試してみる」をクリックして、自身のワークスペースにコピーします。 
3. トリガーの設定(Notion)
Notionのデータベースに新しいページが作成されたり、既存のページが更新された際にフローが起動するよう設定します。
・トリガーの起動間隔(例:5分、10分など)を設定します。
・対象となるデータベースIDを指定し、テストを行って正しく情報が取得できることを確認します。 
4. アクションの設定(Microsoft Teams)
取得したNotionの情報をMicrosoft Teamsに通知する設定を行います。
・通知を送信するチームIDとチャネルIDを指定します。
・通知メッセージの内容を設定し、必要に応じてNotionのページURLやタイトルなどを含めます。
・テストを行い、正しく通知が送信されることを確認します。  
5. フローの有効化
すべての設定が完了したら、フローを有効化して自動通知が行われるようにします。
方法3:外注する(クラウドソーシングサービスを活用する)
メリット | 様々なクラウドワーカーから選ぶことができる。 |
デメリット | 要件定義から行う必要がある。慎重に選ぶ必要がある。 |
難易度・面倒さ | 中〜高(具体的なディレクションが必要) |
特徴 | 仕様設計から実装まで一気通貫で任せられる。依頼する前からそのクラウドワーカーの口コミからある程度の判断ができる。 |
価格 | クラウドワーカーによる |
実際の手順
🔹Step 1:依頼内容をざっくりまとめる
「Notionに新しいデータが追加されたら、Microsoft Teamsに通知したい」といった要望を、できるだけ具体的に整理しましょう。
例:通知したいNotionのページ、通知先のTeamsチャネル、メッセージの内容など。
🔹Step 2:クラウドソーシングに登録する
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどのサイトに登録し、依頼内容を掲載します。
「ノーコードツール(Zapierなど)を使った通知連携ができる方」などと記載すると、適切な人材が集まりやすくなります。
🔹Step 3:応募者のスキル・実績をチェックする
候補者の過去の実績や評価、提案内容をよく確認しましょう。できれば、似たような連携設定の実績がある方を選ぶのが安心です。
🔹Step 4:やり取りして仕様を詰める
チャットやZoomなどで仕様を詰めていきます。分からない部分は「何をしたいか」だけでも伝えれば、具体的な提案をしてもらえることが多いです。
🔹Step 5:完成後にテスト&検収
動作テストを行い、問題がなければ納品完了です。今後の運用を考慮して、設定内容をドキュメントにまとめてもらうのもおすすめです。
まとめ
今回は、NotionとMicrosoft Teamsを連携する方法についてご説明しました。
NotionとMicrosoft Teamsを連携することで、日々の情報共有を自動化し、業務のスピードと正確性を大きく向上させることができます。本記事で紹介した3つの方法──Zapierを使う・SaaSツール(Yoom)を活用する・クラウドソーシングで外注する──は、それぞれのリソースやスキルレベルに応じて選べる柔軟な選択肢です。
「まずは無料で試してみたい」という方にはZapier、「UIで直感的に設定したい」という方にはYoom、「手離れよくプロに任せたい」という方には外注がおすすめです。
自社の業務や体制に合った方法を選んで、NotionとTeamsの連携を実現し、情報伝達のミスや手間を減らしてみてはいかがでしょうか?
そして、「そもそも何から自動化すればいいのかわからない」「自社に最適な方法を知りたい」とお悩みの方は、ぜひ業務自動化プラン診断も活用してみてください。最適な一歩を、今すぐ踏み出しましょう。